こんにちは!
開校2日目となりました。
今日も雨。梅雨を思わせるような天気ですね。
さて、この記事を書いているのは5月18日。
今の中学生が現在はどんなところを勉強しているのか、お話ししてみたいと思います。
学年によって難易度が結構変わるところなので、学年ごとに注意が必要です。
今回は数学編。
それでは一年生から見てみましょう!
※学校によって進度が異なりますが、標準的な進度の場合でお話しいたします。
※難易度★・・・簡単
難易度★★・・・難しい
難易度★★★・・・かなり難しい
中学一年生:正負の数・乗法除法【難易度★★☆】
中学校の数学は、正負の数からスタートします。
マイナスが出てくる、アレですね。
マイナスという考え方から始まって、それらを足したり引いたりして、そして今はかけたり割ったりというところに入っている時期かと思います。
実はこの「かけたり割ったり」というところがやっかいなのです。
まず最初は符号について。
乗法と除法(かけたり割ったりのこと)は、計算式の符号によって答えの符号がプラスかマイナスになるかが決まります。
同じ符号同士(プラス × プラス と マイナス × マイナス)は、答えの符号はプラス。
違う符号同士(プラス × マイナス)は、答えの符号はマイナス。
これだけだと単純なルールに見えるので、なんとか覚えられるかもしれません。
問題はこの次。
たとえば
$$ \frac{3}{8}\times\frac{16}{3}\div\frac{1}{2}$$
これは小学生の問題なのですが、パッとできるでしょうか?
分数の掛け算で約分をしたり、分数の割り算では割る数を逆数(分子と分母を逆にする)にしたり・・・。
小学生の時に苦戦した人も多いかもしれませんが、この知識はそのまま中学校でも出てきます。
$$ -\frac{3}{8}\times\frac{16}{3}\div-\frac{1}{2}$$
さっきの式にマイナスをつけただけですが、難しくなった感じがしますね。
小学校の分数の知識を押さえつつ、符号が変わることも考えに入れる・・・
両方を同時に進める必要があるので、この正負の数の乗法除法はけっこう難しいのです(もちろん小数バージョンもあります・・・。)
一学期の定期テストはこの正負の数が中心になりますが、こうした計算問題が中心的に出題されることでしょう。
小学校の分数や小数の知識に自信がない生徒は、入念な準備が必要になります。
(ちなみに上の計算式の答えは、どっちも4です。できましたか?)
中学二年生:連立方程式【難易度★★☆】
中学2年生は最初の式と計算が終わって、連立方程式に入る頃だと思います。
式と計算は一年生でやった文字と式とかぶっている部分が多いので、割と頭に入りやすいところだったと思います。
ところが次に出てくるこの連立方程式・・・なかなかの曲者。
その名の通り、一年生でやった方程式について「連立して」出てくるのです。
一年生の時は
$$x+2x=9$$
だったのが、二年生になると
$$x+2y=6$$
$$3x+4y=2$$
というように、二つセットで出てきます。
詳しくは学校で教えるのですが、加減法や代入法といったやり方で二つの式をカチャカチャいじって、xとyの中身を暴いていくわけですね。
こうした計算問題をくぐり抜けた後は、強烈な文章問題の数々が待ち受けているわけです。
しかし総和中や総和南中の定期テストは6月中頃に始まるのでおそらく文章題を多く出すほどは授業は進んでいないと思います。
一年生と同じく計算問題中心となるのではないでしょうか(文章題は式と計算の方から出ると思われます)
なのでこの連立方程式の計算問題の波状攻撃をいかに耐え切れるかが定期テストの鍵を握ります。
中学三年生:平方根【難易度★★★】
中学三年生は最初の多項式が終わって、次の平方根に差し掛かる頃かと思います。
三年生の数学は、一二年生と違ってスタートからすでにハード。
多項式で公式をがっちり覚えさせられ、そこから因数分解のやり方を叩き込まれます。
ようやくそこを抜けたと思ったら、次は平方根。
平方根は簡単に言うと「二乗する前の数(例:2とー2の二乗は4→つまり4の平方根は2と−2)」になるわけですが、そこを理解できたと思ったら息つく間も無く計算特訓が始まります。
この計算・・・実は前回の多項式の公式が再び出てくるのです。
たとえば多項式のところで
$$(x+a)(x+b)=x^2+(a+b)x+ab$$
という公式が出てきたのですが、これが平方根に入ると
$$(\sqrt{x}+a)(\sqrt{x}+b)=(\sqrt{x})^2+(a+b)\sqrt{x}+ab$$
になるわけですね。
多項式で習った公式を覚えていないと、平方根の計算もできません。
三年生の一学期の定期テストでは、多項式と平方根の計算問題が嵐のように出されることが予想されます。
三年生の数学はこのあとに続く関数・図形ともに重量級が続き、計算にかまう余裕はなくなっていきます。
この計算問題でつまづくと入試で致命傷になってしまうので、ここはしっかり準備していきましょう。
まとめ
いかかだったでしょうか?
数学は各学年とも「計算→関数→図形」の順に進んでいきます。
特に計算と関数は関係が深いので、計算で転ぶと関数も引っ張られていきます。
また茨城県立入試では図形分野でも計算の知識が求められます。
体積を求めるのに平方根を使うことは、普通にあります。
入試で泣かないためにも、計算はしっかり鍛えていきましょう!
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