
こんにちは!
先日行われた学年末テストについて、続々と結果が届きました。とにかく・・・爆発的な成績アップがもりだくさん!中には今まで一桁点数しか取れなかったのに入塾1週間で一気に50点台に躍り出た生徒や、4教科返却時点ですでに平均点が95点という超弩級の成績の生徒も・・・!うれしい悲鳴が続いております。近日中に藤原学習塾の成果をこちらでまとめたいと思います。楽しみ!!!笑
さて、話は変わりまして。先週末に私の地元である仙台に帰りました。その時に高校時代の恩師であった先生とお会いして、一緒にお食事をしました。
高校時代は本当にお世話になった先生で、当時フラフラしていた私を根気強く指導していただきました。当時の私は高校時代の中頃から家庭環境が不安定になってしまい、心境的にも荒んだ日々を送る毎日。勉学にも中途半端な姿勢でいたのですが、そんな私でも先生は夜中まで指導してくださいました。あのときはなんとなく家に帰るのが嫌で、意味もなく高校に残っていたりしたのですが、先生にはよく見守っていただいていたと思います。
同じ教育のお仕事をする間柄となった今、先生にお聞きしたいことはたくさんありました。先生は数学がご担当だったのですが、その数学についても非常に専門性が高く、指導以外にも毎日欠かすことなくご自身で問題を解かれていたほどの方です。私も教える身となった今、先生に数学を学ぶ意味についてお聞きしました。
すると「数学を解くことは、砂漠で真水を得るようなものです」とのお答えが返ってきました。
真水自体は、日常的にもありふれたもの。蛇口をひねれば水はいくらでも出てきます。しかし砂漠にあってはこれが大変貴重なものになります。数学という果てのない砂漠にあって、解答を得ることは真水を得るが如き貴重なこと。キツい思いをしないとその価値を感じられない、尊いものである・・・ということだったと思います。
(お酒を飲みながらのお話だったので、もしかしたら正確な捉え方ではないかもしれません・・・先生すみません!笑)
その通りだなぁ・・と私も思いました。私は勉強とは本来退屈でつまらないものというスタンスなのですが、その退屈というトンネルを抜けると信じられないほど綺麗な景色が待っていることも知っています。そのトンネルが長ければ長いほど、その先の景色は輝きを増します。
先生がおっしゃったように、自分が学生だった時は勉強自体が砂漠のように見えました。どこまでも果てがなくて、無味乾燥な景色が広がる世界です。しかしそんな砂漠の中でも自分だけが解答に辿り着けた瞬間は、何物にも代え難い幸福だったと思います。他人には掴めなくても自分だけが手にすることができる成功というのは、何よりの美味たる果実でした。
今の私にとって、教えている中学の勉強は砂漠の世界ではありません。私の目にはその果てがしっかりわかりますし、辿るべきルートもわかっています。生徒たちには途方に暮れるしかないような砂漠世界に見えていたとしても、私は生徒たちをきちんとガイドすることができます。ついてきてくれた多くの生徒たちがゴールまでの道を見つけ、成功を手にし、塾から巣立っていきました。
久しぶりに恩師とお会いし、自分の仕事の意義を再確認することができました。高校時代に仙台で触れてきた先生の熱意は私にも受け継がれ、時を超えて古河の子たちにも伝わっていることを実感しました。本当にありがたいことです。
砂漠の真水を探し当てる努力を、生徒と一緒にこれからもしていきたいと思います。願わくは1人でも多くの生徒が「勉強って最初はつまらなかったけど、実は楽しいんだ」と気が付きますように。そこにいたるまでの努力は並大抵のことではありませんが、ひたむきな努力を続ければ必ず到達できるのですから。
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