爆撃されながら九九を勉強・・・!

こんにちは!

秋が深まっていきますね。藤原学習塾でもここ数日は暖房を入れるなど、冷え込んでくるようになりました。

 

さて、「あしたのジョー」などで知られる漫画家のちばてつやさんが亡くなられたというニュースが昨日ありました。その一連のニュースを通して印象に残ったエピソードがあったので、ここで紹介したいと思います。

ちばてつやさんは幼少期を日本統治下の満州で過ごしました。父親の勤める会社の社宅で育ったとのことで、同じ社宅の子供達と仲良く過ごしていたようです。

しかしそんな楽しい日々は長くは続きませんでした。ソ連が満州に攻め込み、ちばさんたちは住まいを追われることに。ソ連兵はもちろんのこと、日本人に憎悪を向ける現地の中国人からも逃げ続ける日々が始まりました。

 

お母さんに手を引かれながら荒野を走る、ちば少年。後ろからはソ連の飛行機が迫り、ちばさんたちを爆撃してきます。しかしそんな絶体絶命の状況の中、お母さんはちばさんに九九を教え始めます。その理由は「日本に帰った後も勉強に困らないように」とのこと。

 

命も取られかねない状況の中でも、子の勉学を案じて九九を教えようとするちばさんのお母さんの姿を思うと、心にじーんときました。またその背景には「絶対に日本に帰るんだ」という思いがあったのだと思います。ちばさんとお母さんは1年もの決死の逃避行を続け、終戦の翌年の夏に帰国を果たすことができました。その後のちばさんの活躍は周知の通りです。

 

現代の日本では、そのような危機的な状況下で勉強をすることはまずありません。安心して勉強ができる平和な世の中に感謝です。またそんな大変な状況で勉強してきた人がいるのだから、現代の自分達はもっとしっかり勉強に励まないといけないな・・・とも感じました。