「をかし」は「お菓子」

こんにちは!

今日は暑い1日でしたね💦私も塾に来て掃除した時に暑くなってしまい、即座に冷房ON笑

今年もエアコンにはお世話になりっぱなしになりそうです💦

 

さて、先週から2年生の国語は枕草子(まくらのそうし)を題材に勉強しています。

平安時代、清少納言(せいしょうなごん)の作品・・・と言えば懐かしく思う方も多いのではないでしょうか。

 

中学生は、ここから本格的な古文の学習に入ります。

典型的なところでは、歴史的仮名遣いの読み方。

「いふ」は「いう」、「やうやう」は「ようよう」など、覚えるべき変換が盛りだくさんです。

 

さて、枕草子はその内容も大切。

枕草子では「をかし」という言葉が多く出ます。

現在の意味では「良い」「面白い」と言った意味ですね。

 

枕草子は随筆・・・エッセーなので、作者である清少納言の身の回りのことが描写されています。

春は朝日がいいなぁ。

夏は夜がいいなぁ。

秋は夕暮れがいいなぁ。

冬は朝早いのがいいなあ。

 

この「いいなぁ」こそが枕草子を形作っており、それゆえに枕草子は「をかしの文学」と呼ばれることがあります。

 

とはいえ、中学生にそれを言ってもピンとこないこともしばしば。

特に「冬に朝早いのなんて絶対無理!」と思われかねません笑

 

というわけで、私は「『をかし』は『お菓子』」という話をよくしています。

 

 

・・・はい、親父ギャグですね笑

 

今やお菓子はどこにでも売っていますが、平安時代はきっと珍しいものだったと思います。

もし清少納言が現代に蘇ったら・・・。

きっと、「お菓子なるもの、いとをかし」と言うのではないでしょうか?

 

清少納言がうまい棒をもぐもぐ食べて、「いとをかし」などとつぶやく・・・。

しかもTwitterやInstagramなどでもアップしちゃう・・・。

 

その様子を想像しただけで、面白いと思いませんか?

 

面白い、その感覚こそが「をかし」なのです!

 

大人に向けて話したら鼻で笑われるかもしれませんが、中学生に話すと結構ウケます笑

 

 

初めはとっつきにくい古文・・・。

しかし、このように少しでも親しみを感じることができれば、身近に感じることもできるのではないでしょうか。

 

藤原学習塾では、そうした小さい工夫も取り入れて指導をしています。

ご興味がある方は、ぜひ当塾を覗きにきてください!