藤原学習塾

「聞く」と「聴く」

「聞く」と「聴く」

こんにちは!

 

今日は生徒とこんな会話をしていました。

 

「先生〜、今日の自習の○○のところ、わからなかった」

「昨日習って、ノートに内容を書いてたでしょ?」

「ノートに書いてたけど、忘れた。」

「習ったばかりなのに忘れたらだめだよ。学校でも塾でも、授業はちゃんと聞くんだよ。」

「ちゃんと聞いていますよー」

 

こうしたやりとりは、講師としては「あるある」です。

講師は「授業を聞いて」と言う。

生徒は「ちゃんと聞いている」と言う。

では内容を聞いてみると、わかっていない。

 

塾でも学校でも、よくある話だと思います。

 

ここで重要なのは、生徒は嘘をついていないと言うこと。

 

生徒としては、しっかり授業を聞いているつもりなのです。

 

確かに当塾での授業中の生徒の様子は真剣です。

 

適当にやっている感じは見えません(全員ではないですが・・・

 

なぜ講師と生徒で認識に違いがあるかと言うと、「聞く」の意味が違うから。

 

ここで生徒が言う「聞く」とは、「先生の言っていることは音声として認識しています」という意味です。

内容は関係なく、音として聞いているということになります。

 

一方の講師や先生の言う「聞く」は、内容の理解まで求めています。

「ちゃんと授業を聞いて!」は、「ちゃんと授業を理解して!」と同じ意味になります。

漢字にすると、「聞く」よりも「聴く」のほうがより近いですね。

 

「聞く」はただ耳に入れる動作ですが、「聞く」はその内容を進んで耳を傾けるところまで含みます。

 

生徒としては一生懸命聞いているつもりでも、それは「寝たりおしゃべりしたりすることはしないでおく」くらいの意味しかない場合もあります。

(しかもそこに悪意はありません。本人たちも一生懸命のつもりなのです。)

 

生徒たちの「聞く」を「聴く」にするにはどうしたらいいか?

 

それは授業中の問いかけや演習を積極的に増やすことだと思います。

 

もし講師が話すだけの授業でしたら、「聞く」だけでもいいことになります。

しかし講師に当てられたり演習をやるよう指示されたりすれば、自分で頭を使って答えなくてはいけません。

 

当塾ではそうしたことを普通の塾よりも意識して行っていますが・・・まだまだ生徒によっては響いていないようです。

 

今後はさらに生徒への働きかけを強化せねば・・・。

颯爽と帰っていく生徒の姿を見送りながら、そう決意したのでした・・・!

 

 

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