「おかえりモネ」に見る、中学校での学習の大切さ

こんにちは!

今日は概ね晴れていましたが、時折通り雨がありました。

今日もチラシを配っていたのですが、雨が降りそうになると雨宿りできるところに一時避難。

この時期は空模様とにらめっこの日々になりそうですね。

さて、今日は朝ドラを見て感じた「中学校の勉強の大切さ」についてお話ししようと思います。

突然なぜ朝ドラ?と思われたかと思うのですが、私が今季の朝ドラにハマってしまったのですね笑

「おかえりモネ」とは?

ご覧になっていない方もいると思いますので、「おかえりモネ」について簡単にお話を紹介しますと、

 

海の街で生まれ育ち、山の仕事(林業)を始めた主人公モネ(演・清原果耶)が、『気象のことが分かれば海の仕事にも山の仕事にも役立てられる!」と思い立ち、気象予報士を目指し始める

というお話です。相当ざっくりではありますが・・・。

作品の舞台は宮城県ですが、震災で抱えた傷などもある一方で仲間や職場の先輩達と共に一生懸命励む姿が私は好きです。

何より私の地元が宮城県というのが大きいのですが💦

気象予報士の勉強を始めるも、理科の知識がめちゃくちゃ怪しい・・・

気象予報士になるための勉強を始めた主人公モネですが、どういうわけかそれに必要な基本的な理科の知識がめちゃくちゃ怪しいのです。

雨が降る仕組みについての話の中で、モネは

「空気が温められると軽くなって上空に行くというけど、何が空気を温めているんですか?火を焚いているわけでもないのに。それにどうして温められると軽くなって上に行くんですか?上に行くと空気が冷えて水や氷ができるというけど、どこにできるんですか?というか、なぜできるんですか?」

それを聞いた同じ職場の医師である菅波(演・坂口健太郎)は、「・・・」という顔。

それもそのはず。これらは全て中学校の理科で習うものなのです。

特に気象の関係は2年生の理科で詳しくやります。

温度によって気体が軽くなったり気体の中に水や氷ができるのは、1年生の理科の範囲。

モネはそのあたりのことがスパっと抜けていたのです。

そのあとそれを聞いた菅波が飽和水蒸気量の説明をして、モネに「空気を冷やすと水ができる」ことを理解してもらうのに成功するわけですが・・・

モネ、気象予報士目指すのにそれはやばくないか?と思ってしまいました笑

もちろん、「中学校で習ったことなんていちいち全部覚えていない!」という声もありそうです。

しかし雨が降る仕組みがわからないとなると、そのほかの身の回りの現象の原因もわからないのでは・・・ということが伺え、自然を相手にする仕事をするのは厳しいのでは?と心配になってしまいます。

ましてや気象予報士の合格率は5%という狭き門。

なかなか前途多難だなぁと、余計なお世話ながら心配しておりました。

(ちなみにこの菅波の飽和水蒸気の説明がうまいと放送後に評判になり、Twitterのトレンドに「飽和水蒸気」が入ってました笑)

そして今朝の回では、私と同じように(?)モネのこれからを心配した医師が中学校の理科の教科書を、誕生日プレゼントとしてモネに渡すのでした。

中学校の学習内容は、教養の宝庫

ここで中学校の教科書がでてきて、私は「お?」と思ったのです。

自分の商売道具がお気に入りの朝ドラに出てきたのですから笑

モネは気象予報士のテキストの他に、天気についての絵本しかもっていませんでした。

かたや難関資格のテキストで、かたや絵本・・・。

なかなか極端なチョイスですよね。

これでは十分な理解を得るのは難しいと思い、中学校の教科書を用意したのです。

実は・・・中学校の教科書というのは、何かを学び始めるには最高のテキストなのです!

何しろ中学生にもわかるように、写真や図を駆使しながら作られたものだから。

また教科書を作る会社も学校現場から「使いづらい」などと言われたら大変ですから、一生懸命工夫を凝らして作っているのです。

小学校の教科書もわかりやすいのですが、大人が読むには情報が薄く感じられるかもしれません。

高校の教科書では専門的すぎて難しいですし。

中学校の教科書は必要な情報をわかりやすくコンパクトにまとめているので、大人の勉強しなおしにはもってこいなのです。

たとえば、わかりやすいニュース解説でお馴染みの池上彰さんは、英語の勉強し直しをするのにわざわざ中学校1年生の教科書を用意したそうです。

本屋さんに行くとよく「この1冊だけでわかる英語学習」というような題名の本が売られていることがありますが、そんな見た目だけの楽をするより中学校の教科書を3年分買って勉強したほうがよほど力がつくと私も考えます。

中学校の理科の教科書を通して、モネが気象の理解を深めてくれるといいなー・・・などと、つい塾講師として期待してしまいますね。

(ちなみに気になったのが、モネが「私のためにわざわざ買ってくれたのですか?」と聞いたのに対し菅波は「たまたま目に入ったものを買ったのです」といったセリフ。これ、絶対嘘です。教科書は普通の本屋さんでは売っていません。市町村が指定したお店でしか売っていないのです。本屋さんではない場合も多く、私は三和の宝くじのお店で買いました笑。菅波が縁もゆかりもない不慣れな街で、指定されたお店をわざわざ探していたかと思うとちょっと面白いですね)

大人になってから「教えてくれる人がいつでもいる」と思ってはいけない

しかしこのモネ、すごい幸運だと思うのです。

というのもこういうことを真面目に教えてくれる人なんて普通はいません。

菅波みたいに仕事が終わってから時間をとって無償で教えるくれる人など、現実には皆無に等しいです。

(しかもイケメン医師がプライベートレッスン・・・「おかえりモネ」は好きなドラマではあるのですが、ちょっとここだけ都合が良すぎると思っているのは私だけでしょうか?)

もしこの菅波がいなければ、モネは

「やっぱり難しいことは私にはわからない。気象予報士なんて無理。おとなしく林業組合の中で生きていこう!」

ということになり、

〜おかえりモネ・完〜


制作・著作
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 ⓃⒽⓀ

となってしまいます・・・。

今の時代はネット検索や動画などでわからないことを調べることもできるのですが、あまりにわからないことが多すぎると「わからないことがわからない」という状態になり、何を検索窓に打ち込めばいいのかわからなくなってしまいます。

なので本当にその分野を理解しようと思うと、独学になってしまい挫折しやすくなります・・・。

大人が塾に行くわけにもいかないですし。

そうなるとやはり中学生のうちにしっかり勉強するしかないのかなと。

モネの場合は気象予報士だったのですが、このように目指す目標と現在の学力が激しく離れている場合というのはよくあります。

「海外で仕事をしたい!→でも英語を全然勉強していない」

「医療関係の仕事がしたい!→でも理科(生物)を全然勉強していない」

「人を助ける熱血弁護士になりたい!→でも社会(公民)を全然勉強していない」

・・・この「でも〜」がつくと、それだけで目指すのに躊躇してしまいますよね。

もちろん学校の勉強していなくてもこれらの分野で活躍をしている人はいると思います。

しかしそうした人たちだって「学生の時にもっと勉強していれば、こんな苦労はしなかった・・・」と思っていたのではないでしょうか?

その点だけとっても、やはり学校の勉強は軽く扱ってはいけないものかと。

定期テストや受験だけのことじゃないのですね。

まとめ

朝ドラと勉強についてお話ししていたら、いつにもないほど長い記事となってしまいました💦

昨日からお配りしているチラシを見てこのホームページにいらしている方もいるかと思いますので、「なんだこの塾は?」と思われていたら申し訳ありません!

私は勉強というのは教科書だけのものではないと考えているので、日常の中でも勉強に関連することは考えたりこうしてブログのように形にすることが好きです。

これからも身の回りのことで学習に結びつけられそうなものがあれば、こちらでご紹介していきたいと思います。

明日の朝ドラがまた楽しみです笑

 

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