こんにちは!
今日から古河市の図書館や公民館が一斉に開きました!
というわけで、さっそく朝から三和図書館に来てレファレンス室でこの記事を書いています。
1時間くらい経ちますが、誰も来ません笑
こういうふうに独立した形で学習スペースが用意されている図書館って、実はあまりないんですよね。
しかも三和のはブースみたく区切られているのが良いです。
前に境町や八千代町の図書館に行ったことがあるのですが、学習用の場所というのは特にありませんでした。
小山の図書館は学習室があるのですが、長机が並べられているだけなので区切りがないんですね。公園と直に接しているので音も大きいし。
なので古河の図書館の学習スペースは、かなり恵まれているのです。
だから市民の皆さんも、ぜひこのレファレンス室を活用して欲しいなぁと思いました(あまり人が増えると混んで自分が使えなくなるので、それはそれで嫌なのですが笑)
前置きが長くなりましたが、受験までいよいよ今日を入れて6日間となりました。
私の生徒でも受験前最後の授業となる子がいて、一人一人にエールを送りました。
さすがにこの時期になると平常心を保てる子はあまりいないもので、そわそわした感じがこちらにも伝わってきます。
そこで今日は、そんなざわついた気持ちを鎮めるべく、瞑想についてお話をしてみたいと思います!
瞑想を始めたきっかけ
そもそも瞑想ってなに?
受験の話なのに、いきなり瞑想ってなに??
そう思われる方もいらっしゃることでしょう。
瞑想というと、皆さんどのようなイメージがありますか?
座禅を組んで、目を閉じて雑念をふりはらう・・・なにやらお坊さんの修行のような印象を持たれている方もいると思います。
それも確かに瞑想には違いないのですが、何もそんなにたいそうなものばかりではありません。
いろいろ定義はあるかと思いますが、私の考える瞑想は
「いま心の中にあることをぼーっと見つめること」
こういうことなのかなと。
雑念を振り払うというよりは、そこに雑念があることを認めて「あ、こういう気持ちがあるんだなー」と感じることですね。
たとえば・・・
「寒いなぁ・・・あ、いま寒いと感じているんだ」
こんな感じで、感じたことをありのままに捉えること。
これが瞑想のざっくりした内容です。
私が瞑想を始めたきっかけ
とはいえ私が瞑想をするようになったのは・・・たった1週間前からです!笑
「なんだよ!にわかじゃないかよ!」
そんなお叱りの声が聞こえてきそうです、ごめんなさい!
でもこういう記事を書くのは、ある本との出会いがあったからなのです。
この頃の私は、頭の中がいろいろなことでいっぱいになってしまっていました。
仕事のことでも新しい事業を始めることになり、また家庭のことでも家のことで修繕が必要な箇所が同時にいくつか出てきて、段々と頭のキャパシティーがいっぱいいっぱいになってきたのです。
すると、どういうわけか忘れっぽくなることが増えました笑
こないだはレンタルしていたDVDを返却するのを忘れてしまい、追加で千円くらい払うことに。
それは車の中に持って行ったにもかかわらず、返し忘れたのでした・・・。
また子供を病院に連れて行ったところ、今度は財布を忘れました。
普段財布を忘れることなんてないのに、これには私も自分にびっくり。
そのほかに買うものを忘れてしまったり、持ち物を忘れてしまったりと、次々と忘れることが増えてくるようになりました。
これはまずい・・・いつか仕事でも支障をきたすようになるのでは??
そう思った私は、自分の頭の中を整理したいと思うようになりました。
そんなときに本屋さんで出会ったのがこの本です。
「頭のなかを整理するっていうと、マインドフルネスとか、瞑想とか、そんな感じかな?わかりやすい本はあるかな?」
そんな思いで手に取ったのがこの本。
Amazonで探したらこの本が瞑想関係で一番人気とのことで、書店でも内容を見て買いました。
そこから学んだ内容をご紹介しますね!
瞑想の方法
基本は10分間!
この本では、瞑想は10分間と決めています。
10分でも十分な結果が得られるとのこと。
逆に10分を超えるようだと、普通の人では退屈に耐えられなくなるらしいです・・・。
10分ならどんなに忙しくてもできそうですしね。
落ち着ける場所で、座る
落ち着けて座れる場所を見つけましょう。
完全に静寂な場所でなくてもいいです。
うるさく感じなければ、周りの音も「ぼーっと見つめる」対象になりますので。
ただ誰かに話しかけられてしまうような環境はやめたほうがいいでしょう。
せっかく10分の時間を取ったのにそれが台無しになってしまいますからね。
心の中の感情を、見つめる
軽く目を閉じて、心の中に湧き上がる感情をぼーっと見つめます。
座っているだけでも、五感は働きます。
座っている椅子の感覚、家電が動く音、家の中のにおい・・・それらの感覚について、意識してみるのです。
「座っている椅子のおしりのところが少し硬い・・・」
「冷蔵庫の音がウイーンとしている・・・」
「昨日食べたハンバーグのにおいがまだ残っている・・・」
そういう感覚を、そのまま見つめる。
10分間でやることは、それだけです。
気持ちが逸れたら、気づいた時に元に戻す。
とはいえ、ずっとそのままの状態で10分間を過ごすのは不可能です。
気持ちが必ずそこから逸れるからです。
「座っているお尻のところが少し硬い・・・座るところを選び間違えたかな・・・もっとよく考えればよかったなー・・・ほかにいいところってどこかあったっけ・・・」
「あ、そういえば回覧板来てたんだ・・・いまの時間はもう外が暗いしなぁ・・・お父さんはまだ見ていないと思うけど、見てから回した方がいいのかな・・・」
そんなふうに、気持ちは勝手にあちこちに行こうとします。
そうなったら、気がついた時に元に戻してあげてください。
「あ、いま気持ちが逸れていたな。元に戻してまた心に浮かんだことをぼーっと見ていよう」
瞑想はその繰り返しです。
決して逸れた気持ちを追いかけようとしてはいけません。
「心の観客になる」
この本ではあるべき状態についてそう表現しています。
あくまで自分は心の中にあるものを見ている観客にすぎないのであって、心の中をどうにかしてやろうと舞台上にあがってはいけないのです。
瞑想して心を落ち着ける・・・というと感情をコントロールするような感じがしますが、実際はコントロールはしません。
あくまでありのままを見つめる。
でも気持ちが逸れたらまた元に戻して、また気持ちを見つめる。
実際はこんなふうに結構単純なことなのです。
最初は2分間から!
この本では10分間の瞑想を始める前に、2分間のエクササイズを紹介しています。
その2分間の間に、視覚に集中する・聴覚に集中する・触覚に集中する・・・それらを一つ一つこなしていくのです。
頭の中は、毎分毎秒さまざまなことで埋め尽くされているので、それらの思考を排して自分の感覚をありのままに見つめることが重要。
このステップを踏めば、10分間瞑想にスムーズに入れます。
私が感じた瞑想の効果
歩きながら瞑想してみる
この本に沿って瞑想を始めて数日経ちますが、効果は出ていると思います。
相変わらず心配事ややることは多いのですが(むしろ増えている笑)、気持ちを落ち着ける手段があることに安心感があると言いますか。
前は「こんなことがあったらどうしよう・・・」という不安があったのですが、今は「こんなことがあったらどうしよう・・・その時は瞑想して心を落ち着けてから考えてみよう」と思えるようになりました。
私の場合は歩きながら瞑想することがあります。
とはいってももちろん目を閉じて歩く・・・わけはありません(歩きスマホより危険!)
この本にも紹介されているのですが、瞑想の中には歩きながらでもできるものがあるのです。
歩いている途中で感じる温度、日差し、耳に入る音、目に写るさまざまなもの・・・それらをそのまま感じること。
もちろん気持ちが逸れることもたくさんあるのですが、そのたびに気持ちを元に戻してまた瞑想を始めています。
軽い運動にもなるし、気落ちの整理にもなるし、私はこの方法を結構気に入っています。
家の中でじっとしていることだけが瞑想ではないのですね。
受験生にも瞑想は効く?
受験生にも瞑想は有効なのでしょうか?
私は効果があると思います。
受験生ってどうしても不安が多いと思うんですよね。
ちゃんとうまくいくかなーとか。
今日はしっかり勉強できてなかったなーとか。
そんなことがぐるぐる頭の中を回ると、ストレスになって十分な結果をあげられないときも出てくるでしょう。
そんなときに自分の気持ちをぼーっと見つめてみるのです。
「・・・私、いま不安になっているなぁ・・・」
それだけでいいのです。
不安に思う気持ちを、そのまま心の観客として見つめること。
「不安だ・・・あれもやってないしこれもやってないし・・・」
こういう気持ちになると気持ちが逸れているので、もとに戻してあげましょう。
不安な気持ちも確かに存在しているのですが、自分が感じていることはそれだけではないはずです。
耳に入る音、肌で感じる温度、触れるものの感覚・・・それらも心の中にある気持ちの一つです。
それらの存在にも、気づいてあげましょう。
すると、不安ばかりがあなたの気持ちを閉めているわけではないことがわかると思います。
まとめ
ここまで瞑想について書いてきました。
私もまだ始めたばかりで偉そうなことは言えないのですが、手軽にできてかつ気持ちを落ち着けられる素晴らしい手段だと感じています。
ぜひ皆さんにも日々の生活にとり入れてもらえたらと思います!