月日は百代の過客にして・・・

こんにちは!

今日は本当に寒いですね・・・塾に入った瞬間に、暖房をスイッチオン。

今年は梅雨が短く夏の期間が長かったのですが、その影響なのか秋が短くて冬の到来が早くなっているような気がします。

体調を崩す生徒さんもちらほら・・・無理せず健康に過ごしてほしいものです。

 

さて、今日は10月25日。

早いもので10月もそろそろおしまい。寒さのせいもあって、季節の巡りが早く感じられます。

 

この記事を書く直前に、3年生の国語の「奥の細道」の授業準備をしておりました。

 

かの有名な書き出し・・・「月日は百代の過客にして、行き交う年もまた旅人なり」で始まる、あの作品です。

 

「月日は永遠の旅人で、過ぎゆく年もまた旅人である。」

 

旅に出たくてたまらない著者・松尾芭蕉。過ぎゆく歳月をも旅人に見立てて、旅情を醸し出しています。

 

一つの場所に留まることなく移ろい続けるという意味では、確かに時間というものは旅人のようなものかもしれません。

 

と同時に「歳月人を待たず」ということわざにもあるとおり、止めようにも時間は過ぎていきます。

 

私もこないだまで夏期講習で必死に生徒と頑張っていたと思ったら、もう秋も深まるころ。来月末には総和南中の定期テストがありますし、それが終われば冬期講習の準備に入ります。

 

カレンダーを眺めると、「月日は百代の過客にして・・・」という文章が胸に沁みますね・・・。

 

時間は絶え間なく移ろう旅人ですが、せめてその旅人には精一杯のおもてなしをしたいもの。

その時間でできる限りのことをして、悔いなく過ごしたいものです。

 

特に受験生。

入試本番が迫ること自体は、誰も止めようがありません。

「まだ勉強が足りないので、入試の日を延ばしてください!」などと言えるはずないですよね・・・。

 

ならばその時その時を精一杯頑張るより他にありません。

悔いの残らぬよう、3年生たちには努力を重ねていって欲しいですね!