間違えた理由の、さらに奥を探る

こんにちは!

今日は・・・とても寒い1日ですね。

暖房需要が大きすぎて停電の恐れまであるだとか・・・。

当塾でも今日は早く来られる子には早く来てもらい、いつもより早い時間で帰ってもらいました。

 

さて、今日は自習メインの日です。

それぞれの課題を一心不乱に解いてもらいました。

 

その中で、数学の方程式を解いていたAくん。

Aくんは数学が得意ですが、時たま符号の間違いが見られます。

 

先日の記事でも書きましたが、符号の間違いは呪いのようなもので、きちんと対策しないといつまでも取り憑かれ続けます。

 

Aくんはこのところそうした間違いが続いていたので、自習の最初の時間は目の前で勉強を見ていました。

 

符号を間違える・・・そのこと自体はシンプルなミスかもしれません。

しかし「符号間違えた。次から気をつけよう」では、呪いは解けません。

さらにその奥の、「なぜ符号を間違えたのか?」まで突き詰めないとダメです。

 

Aくんの場合、計算を見ていると途中の式を省いているものがありました。

他の問題では、簡単にまとめられる計算を見過ごしてしまい、計算の多いやり方をしていました。

こうしたことがあるとかえって注意するポイントが増えてしまい、符号にまで意識が向かずにミスが増えます。

 

なのでAくんが気をつけるべきポイントは「符号のミスに気をつける」ではなく

・途中の式も飛ばさずに書く。

・計算をまとめられるところは先にまとめて簡単にしておく。

の2点になります。

 

「気をつける」という注意では曖昧なものになってしまいますが、この2点は具体的な行動が示されています。

 

Aくんもこの2点を先に示したところ、少しですが同様のミスは減りました。

こうした「間違えた理由のさらに奥にあるもの」に目を凝らしていければ、ミスはゼロに近づいていきます。

 

こうしたことは自分一人ではなかなか気がつきません。

一人一人を見ていく藤原学習塾のやり方だからこそ教えられることだと思います。

 

生徒だけでは気がつけない、些細なことこそ教えていきたい・・・確認テストに合格して嬉しそうにかえるAくんの後ろ姿を見て、改めてそう思うのでした。