勉強の守破離

こんにちは!

今日から11月ですね。

もうすぐ年の瀬かと思うと、早いものです。

今月はいよいよ2学期の定期テストがあります。

中学生たちにはみっちり勉強してもらって、満足いく成績を収めてほしいものです。

 

さて、今日は勉強の守破離(しゅはり)について。

守破離とは、芸術や武道においての修行の各段階のことです。

「守」とは、師の教えを忠実に守って型を身につける段階。

「破」とは、他のやり方などを参考にして自分にあったやり方を模索していく段階。

「離」とは、自分のやり方を確立して自在になる段階。

 

何かを極めるには、まず誰かに教えてもらうことが必要です。

教えてくれる人の言うことを忠実に守り、基礎となる型を身につけることが求められます。

しかしあるレベルにまで達するとそのやり方と自分との間にズレが生じるので、そのズレを埋めるために自分であれこれ模索します。

そしてそのズレを埋め合わせて自分ならではのやり方が固まると、どんなことも自分の思うままに考えられるようになる・・・

これが守破離です。

 

これは勉強にも当てはめることができます。

まずは先生の言う通りにしっかり勉強する。

ここで学習方法の基本を固めます。

ここが「守」。

 

ある程度自立してくると、「こうするともっとうまくいくのでは?」と自分ならではの方法を手探りで探す。

ここが「破」。

 

そして自分ならではの勉強方法がしっかり固まると、あとは迷いなく前に進んでいける。

ここが「離」。

 

この「離」まで行けば真に自立しているといえ、しっかりと勉強していけるのですが・・・

 

中学生の勉強でいえば、ほとんどの場合「守」で十分結果を出すことができます。

 

「破」や「離」のように先生のやり方から昇華して、より洗練された自分のやり方が必要になる・・・そのレベルが必要となる場合はあまりありません。

 

高校受験でいえばそこまで求められる高校は少なくともこの古河市近辺にはないでしょう。

 

そして・・・この「守」が全然できない生徒が圧倒的に多いです。

 

私は学力が低空飛行の生徒については勉強法やノートの取り方など、細かいところまで教えています。

しかしこれを徹底して守れる生徒の、なんと少ないこと。

 

すぐに自分オリジナルの方法に走ろうとします。

 

たとえば数学の筆算などは、あらかじめノートの中でスペースを確保してやらせていますが、目を離すとすぐにノートの端っこにこちゃこちゃっと適当に書いてしまいます・・・。

 

遥か高みを目指すに足る成績があるなら「守」を卒業してもいいのですが、偏差値40くらいでそれをやろうとするのは、言葉を選ばずに言うと「生意気」過ぎます。

 

なので私はそうしたことを見つけるとすぐに指摘します。

ノートの書き方などを言われた通りにやることは、元々の学力と関係ありません。

誰にでもすぐできることです。

それをやらないのは、単なる怠けというもの。

 

厳しいようですが、何事も基礎の反復が大切です。

そこを疎かにするようでは、勉強だろうと趣味だろうと仕事だろうと、半人前のままでしょう。

藤原学習塾では、結果だけではなくそうした過程も重視します。

 

しっかりと「守」の姿勢を保ち続け、自分の望む成績を手に入れてほしいと願っております。

 

藤原学習塾では成績をあげたい生徒を募集しております。

「勉強は苦手・・・でもがんばってみたい」という方は、お気軽にご連絡ください!

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