結局、日本語ができるかどうか

こんにちは!

今日はよく晴れていたものの、暑かったですね💦

塾のエアコンも久しぶりにフル稼働させておりました。

 

さて、塾で指導していて常々思っていることを今日は書こうと思うのですが・・・

 

成績がいいかどうかというのは、結局日本語ができるかどうか・・・だと思っています。

 

日本人なんだから日本語はできて当然では?と思われるかもしれませんが、日常会話だけが日本語ではありません。

 

そこには「日本語を読むこと」も含まれています。

 

 

ここで言う「日本語を読むこと」というのは、国語で問われるような読解力とほぼ同じですが・・・。

 

この読解力、実は国語だけで必要になるものではありません。

 

 

全ての教科の問題は、日本語で書かれています。

 

英語ですら、問題文は日本語で書かれていますよね。

数学の問題も、単純な計算問題以外は日本語の文章によって出題されています。

 

そして成績が振るわない生徒は、だいたいこの日本語の文章を読めないことが多いです。

 

声に出して読むことはできます。しかし内容を理解できていない。

 

 

数学で言えば、「式で答えなさい」と書かれているのに、数値で答える。

「外角の大きさを答えなさい」と書かれているのに、内角の大きさを答える。

 

 

英語で言えば、「疑問文に直しなさい」と書かれているのに、否定文で答える。

「2語で答えなさい」と書かれているのに、1語しか書かないで答えたつもりでいる。

 

 

「ここは疑問文で答えると書いてあるけどいいの?」と指摘すると、「ああ・・・」と消しゴムを手に取ります。

 

しかし少し時間が経つと、また元に戻ってしまう・・・。

 

つまり言葉に関する感覚が薄いのですね。

 

こうした感覚の薄さは、英語で特に出るようです。

 

たとえば「この建物は1800年に建てられた」という文章を英語に直すのに、主語が「1800年」になってしまう・・・というようなことも山ほど見てきました。

 

主語を見つけるのは英語以前の問題ですが、ここからつまづく生徒は枚挙にいとまがありません。

 

 

当塾ではそうした生徒も、粘り強く指導しています。

どんな基本も疎かにすることはできません。

小学生レベルからわからないというのであれば、その小学生レベルまで戻って指導しています。

 

しかし・・・日頃からもっと言葉に注意を払って生きていれば、こんな苦労を生徒もしなくてよかったのでは?と思うことも正直に言うとあります。

小学生レベルに戻る分、学習時間が増えるわけですし、その時間は塾に来て勉強しないといけないのですから。

 

こういうことは、我々大人の責任もあると思います。

子供たちともっと会話を交わして、日本語の力をあげる役割も大人には求められることでしょう。

 

子供たちが親しむゲームもスマホも、否定するつもりはありません。

そうしたものから得られるものもあるでしょう。

しかし、そうしたツールから文章を読み解く力を得るのは難しいと思います。

 

塾講師として生徒の読解力を上げることはもちろん重要ですが、社会に生きる大人の一人として、日頃から関わる子どもたち(自分の子供や生徒などとは関わりなく)には言葉を大切にした付き合いをしないとなぁ・・・と感じたのでした。

 

ちょうどいまは秋です。

秋といえば「読書の秋」・・・身近な子に、おすすめの一冊を勧めるのもいいですね。

 

私も子供達に勧められるような本を探したいと思います。

 

 

 

藤原学習塾では成績をあげたい古河の中学生を募集しております。

「勉強は苦手・・・でもがんばってみたい」という方は、お気軽にご連絡ください!

<お問い合わせはこちらからどうぞ↓↓↓>

お問い合わせフォーム

電話番号0280-92-1587