こんにちは!
なんか今日は風が強いですね!
バシバシ風が家に叩きつけられている感じがします。
古河は風を遮るような山や建物がないので、風当たりが容赦ないんですよね・・・。
ところでもうすぐ私が古河に住んでから12年になります。
古河の高校受験をテーマに書いているブログですが、古河について紹介するようなブログはしっかり書いていない気もしまして・・・。
今日は古河について地元民ならではの視点で記事を書きたいと思います。
「古河ってなに?」と思っている市外の読者さんにも、古河の魅力が伝わるような情報をお届けします!
古河ってこんなところです
Wiki的紹介〜地理編〜
古河。
読み方は「ふるかわ」ではありません。
「こが」です。
よく間違われます。
場所は茨城県の西南部の端っこにあります。
県境にあって、栃木県と埼玉県に接しています。
群馬県と千葉県もすぐそこにあります。
他県から通勤通学してくる人、または出て行く人も多いですね。
関東平野の真ん中にあるので、古河市はこれを利用して毎年10月に「関東ど真ん中祭り」というイベントをやっています。
人口は14万人くらい。
県内では4番目に多いです(水戸市、つくば市、日立市の次。土浦市とはいつも同率4位くらいです)
Wiki的紹介〜歴史編〜
(この章は私の歴史愛が炸裂してやや長めの文章となっていますので、興味ない方は次の章に行ってください!)
あまり有名とは言えない古河ですが、歴史の表舞台に一度だけ登場したことがあります。
それが古河公方(こがくぼう)。
室町時代に室町幕府が東日本一帯の武士たちを統括するために設置した鎌倉公方が、古河に移ってからつけられた名前です。
東日本一帯の統治を任されていたので、とても権力が強かったんですよね。
当時の日本地図にも、古河のところに大きな丸で「鎌倉殿」という印がつけられています。
鎌倉公方は本家である室町幕府に対して反抗的な態度をとっており、一度戦ってつぶされてしまいました。
復興のお許しが出て古河に移っても、反抗的な態度は変わらず。
関東では幕府派と公方派の争いが続いていました。
それが15世紀中頃のお話。
戦国時代の幕開けと言われる応仁の乱が起きたのは15世紀末のお話ですから、関東での争いはそれより50年近く前に起きていることになります。
そして古河公方が争いを始めたその約100年後には、上杉謙信が関東へ出兵を繰り返しました。
その目的は、古河公方を守るためと言われています。
戦乱当初は勢力を誇っていた古河公方でしたが、このときにはすでに幕府勢力の弱体化とともに力を失いつつありました。また当時関東に勢力を広げていた北条氏にも戦で大敗し、その存在は風前のともし火となっていました。
古河公方を補佐していた上杉氏が謙信の元に逃げ込み、自らの補佐の地位を謙信に譲ったことで謙信は関東出兵を計画するようになります。
当時謙信の姓は「長尾」だったのですが、この上杉氏が位を譲ったことで謙信は「上杉謙信」と名乗るようになりました。
補佐役として古河公方を守るため、謙信は関東遠征を行い北条氏や武田信玄などと争いを繰り広げ、「関東三国志」などと呼ばれるようになりました。
このように古河公方は戦国時代の最初から終わりまで鍵を握る存在でいたのです。
ちなみにその後の古河公方はと言いますと、後の豊臣秀吉の関東遠征により天敵であった北条氏が滅ぼされ、秀吉によって喜連川(きつれがわ)というところに領土を安泰にされました。
その縁で喜連川がある栃木県さくら市と古河市は姉妹都市になっています。
古河のいいところ3選!
1、東京へのアクセスが抜群!
古河は県の南西部にあり、地理的に東京との距離が近いです。
しかも鉄道が通っていて、新宿駅や東京駅まで電車一本で行けてしまいます。
所要時間は東京駅まで1時間ほど。
北関東にありながら、東京へ通勤通学している人は結構います。
ちなみに駅前の駐車場も、探すと安いところがありますよ。
私はいつも1日300円のところに停めています。
駅からもそんなに遠くありません。
2、お祭りが楽しい!
古河のイベントはいくつかありますが、私が一番好きなのは毎年3月下旬に開かれる「古河花桃祭り」ですね。
古河公方公園というところで行われていて、一斉に咲き乱れる花桃の花がとてもきれいなのです。
これから春本番を迎えるという時期に、暖かな陽気とともにきれいな花を見せてくれるこの花桃は、まさに古河の誇る宝物だと思っています。
この時期になると、平日でも周辺の道路が混雑します。
私の前の職場がこの公園の近くだったんですが、この時期になると昼休みに車を駐車場から出せなくなりますからね・・・道路が混みすぎて。
しかし残念なことに、コロナウイルスの影響で今年の古河花桃祭りは中止に。
ただ公園自体は入れるので、花桃の花を愛でるのもいいと思います。
あと古河で有名なお祭りといえば、「提灯さおもみ祭り」ですね!
毎年12月に行われるこのお祭り。
長さ20メートルの竹の上に火のついた提灯をつけ、これを互いにぶつけあって火が消えた方が負け・・・というお祭りです。
他にはないお祭りなので、関東の奇祭・・・なんて呼ばれています。
私も職場でこのお祭りに参加したことが何度かあります。
ほんとに狭いスペースで男どもが大人数でぶつかりあうので、何が何だかわからないくらいもみくちゃにされるんですよね・・・。
お店もたくさん出るので、ぜひ立ち寄ってみると面白いですよ!
3、夕日が綺麗!
これは私が個人的に好き点なのですが・・・。
古河って山がないんですね。
高い建物もない。
見渡す限り平野が続いているんです。
そうすると遮るものがないので、地平線に向かって沈んでいく太陽を見ることができるのです。
遮るものがない分空も広く見えるので、一面に夕焼けが広がる様は息を飲むものがありますね。
心なしか日照時間も長いように感じます。
古河のイマイチなところ3選・・・。
1、お店がない!
田舎なので仕方がないのですが、お店が少ないんですよね・・・。
特にカフェ。
スターバックスとかタリーズとかはないので、隣の町にいかないといけません。
何年か前にコメダ珈琲ができたときは、とても嬉しかったですね(笑)
大きいお店はといえばイオン(モールというより少し大きめのスーパー)とイトーヨーカドーがあったのですが、イトーヨーカドーのほうは閉店してしまいました・・・。
モールのような大きなところに行こうと思うと、お隣の小山市か久喜市・・・ちょっと足をのばしてつくば市や羽生市に行かないといけません。
県西自体、モールは下妻のイオンくらいしかないので、古河にもあったっていい気はします・・・。
2、駅が遠い!
どこの町でも駅と近いところに住んでいる人もいれば、遠い人もいますよね。
それはそうなのですが、古河の場合はこれが極端なのです。
古河駅は市のほぼ西の端にあります。
西の方に住んでいる人は近くていいのですが、真ん中や東の方に住んでいる人には、駅が遠くてたまりません。
私は東の方に住んでいるのですが、家から駅まで車で25分くらいはかかります。
困るのはお酒を飲んだ時。
車は運転できないので駅までバスでいくのですが、帰りの終バスが早くて9時くらいで終わってしまいます。
東京でお酒を飲んで帰るととてもその時間には間に合わず、泣く泣くタクシーを使うことに。
だいたい4000円くらい取られます。
もう一軒飲みにいけちゃいますよね。
駅の場所は移せないのでしょうがないのですが、せめて終バスを遅くにしてくれたらなぁ・・・とよく思っています。
3、大学がない!
これは教育の観点からすると、けっこうなデメリットなんですよねぇ・・・。
というのも大学がないと大学という進路が目に見えないので、進学の動機が薄くなってしまうのです。
お隣の小山市には白鴎大学という大学があります。
小山のお店に行くと、「白鴎大学生は割引」「白鴎大学生バイト募集」という張り紙を見かけることがあるのです。
そうすると大学に通っていない人でも日常に大学の存在を感じることができるのですね。
これは塾で生徒の志望校を考えるときに、ハンデを感じることがあります。
「別に大学なんて行かないから、この高校でいいや〜」
というような志望校の判断基準になることがあるのです。
大学進学のメリットを説いても、いまいち効果が薄い・・・その背景には大学不在の古河の現状があるようでならないのです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
古河にはいいところ、悪いところがありますが、私は古河が好きです。
田舎のおおらかさもありますし、一方で都心のアクセスの良さがあります。
楽しいお祭りもあります。
スタバのような有名なカフェはありませんが、探せば個人がやっている素敵なカフェを見つけられることもあります。
ぜひ古河について知らなかった方は、この機会に古河を訪れてみてください。
また古河市内に住んでいる方は、ぜひイベントを見つけたら出かけてみてください。新しい発見がきっとありますから。