歴史は漫画で学べ!オススメ歴史学習漫画4選!(休校中無料公開もあり)

みなさんは歴史の勉強は好きですか?

歴史といえば暗記が大変なイメージがありますよね。

年号に出来事に人物名に・・・テスト前に駆け込みで暗記しまくって苦労した覚えがある方も多いのではないでしょうか?

受験勉強ともなるとさらに大変。

太古の昔から現代に至るまで、数百数千の語句を頭に入れなくてはなりません。

この暗記が嫌で、歴史を嫌いになってしまった人もいることでしょう。

しかし、歴史を学ぶのは何も教科書や参考書ばかりではありません!

今は歴史を学ぶことのできる学習漫画が充実しているのです。

しかも4社もの会社から出版されているという多彩ぶり。

さらにはこのコロナウイルスの休校措置を受けて、ウェブで無料公開してくれているところもあるのです!

これは利用しない手はありませんね。

一口に歴史マンガと言っても、各社とも個性を発揮しています。

それではさっそく一つずつご紹介していきましょう!

おすすめ歴史学習漫画4選

1、小学館 少年少女日本の歴史

小学館版学習まんが少年少女日本の歴史歴史学習漫画といえば真っ先に思いつくのは、この小学館の少年少女日本の歴史ではないでしょうか?

学校や図書館でも置かれていることが多いこのシリーズは、昔からある歴史学習漫画のロングセラーと言えるものでしょう。

奥付をみてみたら初版は1981年のことといいますから、40年近く前から歴史の親しみやすさを私たちに伝え続けていることになります。

漫画も親しみやすくてシンプルな絵柄であり、読みやすいようになっています。

このシリーズの特徴は、巻末の資料が細かいこと。

時代考証に関することはもとより、その事柄を調べるにはどのような施設に行けば良いかなども事細かに記してあります。

ただ昔からある分、絵柄は他の3社と比べるとやや古い印象があります。

娯楽の部分より教材の部分としての側面がより強いシリーズに感じられます。

この小学館版少年少女日本の歴史、なんと4月12日まで全巻無料公開されています!

このコロナウイルスによる休校措置を受けての無料公開とのこと。とてもありがたいですね。

2、集英社 日本の歴史

少年ジャンプで知られる集英社も歴史学習漫画を発行しています。

この漫画のすごいところは、豪華な作家陣!!!

1巻を描いた岸本斉史さんは「NARUTO」の、2巻を描いた荒木飛呂彦さんは「ジョジョの奇妙の冒険」の作者です。

さらに「るろうに剣心」の和月伸宏さん、「かくかくしかじか」「東京タラレバ娘」の東村アキコさん、「封神演義」の藤崎竜さんなどなど、集英社が誇る人気作家をこれでもか!と執筆に動員したのがこの集英社「日本の歴史」なのです!

またこのシリーズのもう一つの特徴は、近現代分野に多くの巻を割いていること。20巻中8巻を近現代に使っており、この割合は4社中最多です。

高校の日本史の教科書を見ますと、幕末以降の近現代の分野は全体の4割を占めており、入試の頻出分野となっております。現行の学習分野に沿った流れとなっており、入試でも使えること間違いなしでしょう。

そしてこちらも無料公開を行っています!

3月18日までの間、漫画アプリ「マンガMee」にて1巻から8巻(戦国時代)までを無料公開中です。

公開期間があまり長くないので、急いで読み切ってしまいましょう!!

漫画アプリ「マンガMee」のダウンロードはこちらからお願いします。

3、角川漫画シリーズ 日本の歴史

次に紹介するのは、KADOKAWAが出版する「日本の歴史」シリーズ。

このシリーズは他のものよりふた回りくらいサイズが小さく(少し大きめな文庫本くらい?)、持ち運びがしやすく読みやすいです。

しかしボリュームは他のシリーズとまったく引けを取りません。

このシリーズの特徴は、漫画のストーリー性が豊かなところ。

たとえば縄文時代から卑弥呼の時代までを「国内に止まっていた時代」とすると、6世紀ごろの朝鮮半島諸国との争いや交流を「外界へと開かれていく時代」としてくっきりと対比がなされています。

巻が終盤になるにつれて、それまでの各人物のセリフや心情がクライマックスに収斂していく様は、一つの物語を読んでいるかのようで爽快です。

ストーリー重視で作っているためか、巻末資料はやや少なめ。

歴史の楽しみを満喫したい方にはオススメのシリーズです。

そしてこのシリーズも無料公開中です!

以下のサイトにて4月5日まで全巻無料公開中です。ぜひ読んでみてください!

4、学研まんが 日本の歴史

学研も歴史漫画を出版しています。

このシリーズの素晴らしいところは、なんといっても絵の綺麗さ!

人物もきれいに描かれていますし、色彩がよくて手に取るだけでも楽しい気分になります。

さらに中身もオールカラーなので、読んでいて飽きることがありません。

そしてこのシリーズは外見の良さだけにあぐらをかくことなく、内容もとても充実しています。

巻末資料も分量十分かつオールカラーでレイアウトもまとまっており、さながら学校の資料集のような感じがします。

ストーリーの進め方も面白く、縄文時代は歴史に興味がない中学生が学校の居眠り中にタイムスリップして、相沢忠洋(実在の考古学者)と話をしながら学習を進めていくというもの。

相沢忠洋といえば旧石器時代の石器を発見したことで知られるようになりましたが、高校の教科書で脚注に少し名前が出てくるくらいのややマイナーな人物です。

そうした人物を中心に据えてストーリーを進めていることに、好感を覚えました。

この本で初めて知ったのですが、相沢忠洋はプロの考古学者というわけではなく、本職は納豆売りでそのかたわら発掘調査を行なっていたいわばアマチュアの研究家だったとのこと。

こういう人が歴史を動かしていたことを知り、歴史好きの私としては胸が熱くなります。

この学研の日本の歴史は試し読みがありますので、ぜひ一度目を通してみてください!序盤から胸熱です!

まとめ

いかがだったでしょうか。

各社とも工夫を凝らした歴史学習漫画を出していることがお分りいただけたかと思います。

簡単に区分するとしたら、

がっちり歴史を勉強するなら小学館

ストーリーや絵柄などの要素を楽しみたいなら集英社・角川

両方いいとこ取りしたいなら学研

・・・というところでしょうか。

各社とも漫画とはいえボリューム満載の内容なので、大学受験でも使える知識が多いです。

漫画なので小学生くらいの子の入門書として、大人には歴史の学び直しとして利用できる面もあると思います。

歴史の勉強は肩肘張らず、まずはこれらの学習漫画から入ってみてはいかがでしょうか。