こんにちは!
10月に入り、もはや暦の上ではすっかり秋・・・のはずですが、日中はまだ暑いですね💦昨日は部活の市内大会だったのですが、朝は涼しくても昼にかけて暑くなってくるので中学生も大変だったと思います。なかなか清秋というほど爽やかな秋は来ないものです・・・。
さて、少し遅くなりましたが総和中の1学期定期テストの結果が出揃いました。
今回も5教科100点以上アップの生徒さんが続々と出現。
最も上がったのは2年生のEくんの5教科150点アップでした!
このEくん、最初に塾に来てくれたのは4月のころです。5か月でこの成長は、本当に目を見張るものがあります。
とはいえEくんも最初から勉強ができたわけではありません。むしろ厳しい状態でした。
英語の文法はめちゃくちゃ。数学の公式もほとんど知りません。勉強の世界のルールをほぼ理解しておらず、交通ルールに例えるなら信号無視で道路を突っ走る・・・どころか道路ではないところも爆走して人を轢いてもお構いなし、のような状態でした(例えがひどいかもしれませんが・・・)。
学年順位も100位以下。総和中で100位以下は、遠慮なしで言えば学力の赤信号・・・を通り越して信号が爆発炎上している状態です。これは手強い生徒がやってきた・・・と思いました。
それからは毎日Eくんと格闘の日々です。道具を丁寧に使う、机の整理整頓をする、忘れ物・無くし物をしないといった勉強以前のところから指導が必要で、学習塾というより学校の口うるさい(?)先生のようになっていました。塾には毎日来るのは当たり前。来れば来たで注意・指導のマシンガン。「うちは学習塾じゃなくてなんかの道場になったのかな?」と錯覚するほどでした。
指導はこの上なく厳しいものになりましたが、Eくんは耐えました。どんなに私に怒られても、休みもせず遅れもせず、よく塾に通いました。時間については特に念入りに約束したので、最初に身についたことなのかもしれません。毎日のテストで何度も0点を取ろうとも、あきらめずよく勉強しました。
そんな状態が続いていた、8月のある日。その変化は突然やって来ました。Eくんがふと私に聞いてきました。
「先生、ここは不定詞だから、そのあとが原形になっているのですか?」
私はその瞬間、目を見開きました。それは英語に関する質問で、質問としては珍しいものではありません。しかし、Eくんが文法について「不定詞の後は動詞の原形がつく」というルールを知った上で質問した。これまで英語をなんとなくのアルファベットの羅列としか見ていなかったEくんが、です。信じられない思いでした。これを奇跡と言わずして、なんと言うでしょうか。あたり構わず爆走していたEくんが、ちゃんとシートベルトを締めて法定速度と交通法規を守って運転するような、真っ当な勉強を身につけている。教育の真髄を見た気持ちでした。
結果は先ほどの通り150点アップ。それは順位にして学年80人抜きとなりました。学年で150人くらいいる中でそれだけ順位を上げたことは、本当に立派なことです。
奇跡と言いましたが、藤原学習塾ではこれまでこのような生徒さんがたびたび生まれてきました。
「勉強なんてどうせムリ」「俺(私)はバカだから・・・」
そんな後ろ向きな気持ちを抱えて入ってきた子達。でもこのような爆発的成長を遂げ、満開の笑顔を見せてくれる子がいます。そう言う生徒さんをお預かりすることができて、私は本当に幸せな塾講師だなと思います。
とはいえEくんもこれを機に優等生になったかと言うとそういうわけでもなく、相変わらず私にビシバシ指導されています笑。しかし入塾当初の姿はもうありません。勉強のルールを身につけ始め、一歩を踏み出している姿が確かに見えます。それは確かに「成長」と呼べる姿だと思います。
こちらを読んでくださっている保護者様。Eくんは決して例外的な生徒ではありません。ただ塾の授業に毎回真面目に出席し、講師の話を聞いていました。塾に入る前は勉強なんてちんぷんかんぷんでしたが、今はクラスでも5〜10位くらいにはなっています。それはお母様・お父様のお子さんにも起きうることです。
きちんとした進路を歩むために、藤原学習塾でがんばってみませんか?まずは体験授業から、お待ちしております!
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