ゲシュタルト崩壊にご用心

こんにちは!

今日は暑い1日でしたね・・・この週末も暑いとのことで、部活に行く中学生たちは要注意ですね💦

 

さて、先日の中学一年生の英語の授業でのこと。

とても頑張り屋さんのAさんが、覚えられない単語を書きながら覚えていました。

 

1回、2回、3回、4回、5回・・・

 

それが10回を超えたところで、私はストップをかけました。

不思議そうな顔のAさん。

 

書いて練習する・・・とてもポピュラーな覚え方ではありますが、実はこれ、やりすぎは禁物というのをご存知でしょうか。

 

ゲシュタルト崩壊という言葉があります。

 

何やら大仰な字面ではありますが、心理学の言葉ですね。

 

ある特定の文字を書き続けると、その文字がきちんと認識できなくなってしまうという現象です。

 

例えば、「あ」という言葉を書き続けると

 

あああああああああああああああ・・・・・・

 

段々と「あ」に見えなくなってくるのです。

読んでいても、「あ」と正確に読めなくなってきます。

 

単語を書きすぎると、これと同様の現象が発生。

脳がその単語を単語として認識しなくなり、いつしか書くことそのものが目的となってしまうのです。

これがゲシュタルト崩壊・・・頑張るほど成果から遠くなる、恐ろしい現象ですね💦

 

というわけで、藤原学習塾では書いて覚えるのは10回までをめどにしています。

「10回書くまでに、『なんとしても覚えるんだ』という気持ちで練習してほしい」と生徒たちには伝えています。

 

同じ努力をするのなら、より成果が出る方へ。

藤原学習塾では、そうした指導もしながら生徒たちを見ております。