古河の学習塾あるあるシリーズ〜時間を守らない生徒は何も守れない〜

こんにちは!

今日も旧4号沿いのコメダ珈琲から記事をお届けてしています。

窓からそそぐ陽の光が気持ちいいですね。古河は今週末は暖かな陽気になるとのこと。早く春になるといいなぁ。

今日は「時間を守る」ということについてお話ししたいと思います。

時間を守る・・・社会に出ると当たり前のことのように思われていますよね。

お仕事するときに時間を守れないようだと、信用されなくなってしまいますから。

しかし学習塾に通う中学生を見ると、この「時間を守る」ということができていない生徒も多いです・・・。

時間を守らないというのは、時間だけにとどまる話ではありません。授業時間だけでなく自分の将来をも失うことになります。

大袈裟じゃないですよ、本当にそうですから。

今日は学習塾での「時間を守る」ということについて、お話ししていきたいと思います。

私の勤めている学習塾の遅刻事情

(注:ここで出てくる塾は、藤原学習塾を作る前に勤めていた塾です)

授業時間に遅れてくる生徒というのは、けっこういます。

私の感覚だと、5人に1人くらいは遅刻常習犯です。

さすがに何十分も遅れてくる場合は事前に連絡がありますが、数分程度の無断遅刻は日常茶飯事。

そしてその多くは悪いとも思ってません。謝りませんからね。

普通に遅刻してやってきて、無言で席に座ってます。

「ちゃんと時間通りに来なさい」と言って、ようやく「すみません」ですからね。そして次回も遅刻すると。

遅刻に対して罪の意識がゼロなんですね。

そういう生徒たちが性格が悪いのかといえばそういうわけでもなく、優しいところやいいところもあったりします。

ただ時間を守るという意識がないんですね。

理由を聞いても、はっきりしたものがないんです。なんとなく・・・という感じ。

ぼんやりとした意識から発生している、生徒たちの遅刻。

しかしそれが与える影響は、とてもはっきりと現れます。

時間を守ら「ない」は、三つの「ない」を招くのです。

時間を守らないは、三つの「ない」を招く!

成績が上がらない

これはもう当然のことです。

遅刻する生徒に成績アップの機会が訪れることは永遠にありません。

事実、遅刻常習犯のうちの生徒はみんな成績が悪いです。

というのも、遅刻して失うのは数分の授業時間ではないから。

時間を守れている生徒は、授業が始まる前に必要なものを机に出していつでも授業を受ける体勢ができています。

こちらが言ったことをキャッチする準備ができているんですね。

しかし遅刻してくると、授業はどうしても受け身から入ることになります。

講師はスタンバイOKなのに、生徒は席についてから必要なものを出して準備しないといけないですからね。

(そしてそういう生徒ほどカバンの中身が汚いので、必要なものを取り出すのに時間がかかります。ここでさらに時間ロス)

とても「これから授業をしっかり聞いてやるぞ!」という気持ちにはならないでしょう。

スタートがそんななので、授業の効果を十分に得ることはできないのです。

ただ時間を潰しにきただけ・・・と言っても過言ではありません。

ちなみに私は大学受験のときに予備校に通っていたのですが、そのときに先生から言われたことがあります。

「1日来ないのも、1日も来ないのも、同じことだよ」

わずかな気の緩みは、全体をぶち壊しにするほどの致命傷になる。

その先生は難関校対策の先生でしたが、自分の実力以上の学校を目指す際の心構えをよくわかっていらしたのでしょう。

成績を本気で上げる気があるのなら、遅刻は厳禁・・・どころか違法行為くらいに思っておいた方がいいでしょう。

信用を得られない

授業に遅刻することは、授業時間という「約束」を破っていることになります。

塾に入る際には、「この時間までにきてくださいよー」という約束を交わしているわけですからね。

その約束をもとに、塾はサービスを提供しています。

でも時間を守らないと言うことは、その約束を破っているわけです。

最初から約束を破る気満々の生徒に対して、塾はどんな印象を抱くでしょうか。

・・・正直言って、そう言う生徒はあまり信用されません。

授業を受けるということは、講師の話を聞いてくれるという前提がありますよね。

でもその授業の時間に来ないと言うことはまず最初の約束を破ってしまっているので、「この子は話を聞く気持ちがないんだなー」と思ってしまうことも。

私は個別指導の塾で教えているのですが、個別指導では1人の生徒と密接に向き合う分、そういう思いは顕著になります。

もちろんこちらもお金をいただいて仕事をしているので、授業はきちんとやります。決められた範囲のことは教えていますし、規定の教材を提供して規定の宿題を出しています。

でも、時間をきちんと守って来ている子とは同じ気持ちになれないのが正直なところ。しっかり準備ができている子には「これもやってあげよう、あれもやってあげよう」という+αの気持ちが働きますが、遅刻常習犯の子には最低限のことしかできませんね・・・だって聞く気がないのですから。

「教育業でお金をもらって働いてるんだから、どんな生徒にも熱意を持って接するべきだ!」・・・そういう意見もあるかもしれませんが、私の仕事は勉強を教えることであって、その提供したサービスを受け取る気持ちがあるかは生徒次第なのです。

そんなわけで、遅刻というのは周りからの信用を失い、真面目に来ていれば得られていたであろう+αをも逸するあるまじき行いなのです。

自分を守れない

成績も上がらない、信用も失うとあれば・・・そこから先の将来は明るくはないですよね。

約束は守らないし能力もないような人に、与えられる仕事や良好な人間関係などあり得ません。

遅刻した時に困るのは、待たせた相手というよりも自分の方なんです。

・・・ここまで偉そうに遅刻を糾弾している私ですが、いつでも時間厳守で行動できているわけではありません。

病院や床屋さんの予約時間を過ぎて来てしまうことはたまにあります(その時はごめんなさいと謝っています💦)

それでも周りからの信用を大きく損なうことなく生活できています。それは大事なところで約束は守っているから。

塾の仕事で遅刻したことはいまのところ一度もありません。

無断で遅れるなどもってのほかです。

ちなみに私は習い事をしているのですが、こちらも遅刻したことはありません。

さきほどのように、何かを習得するのに受け身になりたくないからです。

自分にとって大切だと思っているところでは、譲れないラインがあります。

中学生にとって、勉強は何より大切なものではないでしょうか?

将来メジャーリーグ入りを期待されている将来有望な野球少年なら違うかもしれませんが(そういう子ほど時間は守ると思いますが)、そうでないなら自分を守るためにも時間は守るべきです。

まとめ

ここまで学習塾の遅刻がもたらす悪影響を書いてきました。

時間を守るのってそんなに困難なことじゃないですよね。

「日夜努力し全力を尽くしたが、あと一歩のところで時間を守れなかった・・・」

そんな血の滲むような努力は必要ないはずです。

これを見ていて思い当たる節のある中学生は、いまこのときから姿勢を改めましょう。今からでも遅くはありません。

あと学習塾選びにおいて規律面を重視している方は、遅刻についてどういう対応をしているかを見るといいですよ。

厳しい対応をしている塾は、しっかりしているところだと思います。

古河にそう言う塾があるといいのですが・・・あったらぜひ知りたいですね💦